100時間の勉強で余裕で合格?!〜簡単そうな記述を真に受けない!
試験まで1ヶ月半。この賃貸不動産経営管理士試験についてインターネットで検索しました。
法律・不動産系資格の国家資格としては易しいようです。必要な勉強時間は100時間とあります。
宅建士、管理業務主任者、マンション管理士は300〜500時間を要するとされています。
比較すると短期間の勉強でも合格可能に思えました。
しかし、よくよく調べてみると‥
賃貸不動産経営管理士試験受験者の約半数は宅建士の合格者もしくはW受験者である!
これは、結構重大な数字です!2つの資格は民法、借地借家法、建築基準法、建築設備、税法等の試験科目が重複しています。
基礎学力がある人達で受験者の半数を締めているのです!
平均点が釣り上げられて合格点も高くなるでしょう。
2021年(令和3年)は40/50というハイレベルな合格ラインでした。
予備校数社の予想では35〜36点だったのです!
2021年(令和3年)から国家試験に格上げになりました。それも受験者数が急増した一因です。
2022年現在では独占業務はありません。しかし、いずれは
賃貸不動産経営管理士に独占業務が与えらるのでは?
という記述が見受けられます。
つまり、今、とてもHOTな資格試験なのです!
2022年(令和4年)は更なる難化が予想されます。心して対策を練らないと太刀打ちできないようです。
試験勉強のスケジュールを立てる
試験90日〜60日前
過去問題集から入りました。90日間の短期間勝負です。300ページ超のテキストを丹念に読み込んでからアウトプットに取り掛かるのは時間の浪費になります。
私のは10数年前ですが、宅建士に合格しました。
多少の予備知識があれば、いきなり過去問題集に入っても対応できます。
- 過去問題集を一周する。出題される項目、レベルの全体像を掴む。よく分からない論点を意識する。
- テキストを読む。よく分からない論点に意識を持って読めば集中するべき箇所を記憶に残せる。
- 過去問題集とテキストを何度も行き来する。
- どうしてもピンと来ない箇所はインターネット検索して合点するまで掘り下げる
試験60日〜30日前
過去問題集の繰り返しとテキストの論点確認で出題されそうなポイントが予想つきました。
メリハリのある学習をするために重要と思った箇所は中途半端な理解で読み飛ばさずに掘り下げます。
どうしても分からないならブラウザで検索して調べます。
その理由は、「過去問題集やテキストを10周回した!よく勉強した!」と自己満足に陥らないためです。
流し読みでは何回繰り返しても意味はありません!
勉強量をこなすと自信にはなりますが、これは資格試験という客観試験です。勉強内容も客観視するべき
です。
試験30日前に近づいたら予想問題集を時間を計りながら3回分やります。
その時点の自分の実力を知ります。試験直前に力試しでやって「低スコア」だった場合は絶望的になります
から‥
賃貸不動産経営管理士試験の合格率は約30%です。1ヶ月前なら予想問題集で自分の苦手な論点を発見して
試験本番までに高めて行くことは十分可能なのです。
試験30日〜試験前日
基本的な方針は、テキスト、過去問題集、予想問題集の繰り返しです。
・過去問題集や予想問題集で何回やっても間違える問題が苦手項目です。
これらに比重を置いて学習します。
・建築基準法等の細かい数値の暗記を本格的に行います。
短期集中合格を目指す勉強方法です。テキスト、過去問題集、予想問題集に集中します。
インターネットを検索すれば他にも建築士や設備関連資格、関連の情報は溢れています。
手を広げ過ぎて一つ一つの理解が浅くなる方が痛恨の失点につながります。
時間の無さを嘆いても仕方が無いです。資格試験の勉強には割り切りが大切です。
まとめ
試験90日〜60日前、試験60日〜30日前、試験30日〜試験前日の3段階に分けて学習計画を立てました。
1ヶ月半という短い期間に合わせて学習することが必要です。
・テキスト、過去問題集、予想問題集に集中する。他の教材、ネット情報に気を取られない。
・過去問題集や予想問題集で何回も間違ってしまう問題が有ります。それが自分の弱点です。
弱点を見つけて集中的に攻略します。
・一つの条文、一つの記述でも生半可な理解で妥協しないこと。
何故なら、試験本番は4択問題です。個数問題が多く出題されるなど、出題形式が複雑になってきています。
中途半端な理解では惑わされて失点してしまいます。
重要な論点だと思ったら多めに時間を取って検索することも時には必要です。
・予想問題集は過去問題集と同様の教材だと思いましょう。
予想問題集は力試しの教材では無いのです。