見積もりは4社以上?料金の相場は?2人暮らし賃貸の引越会社さがし

賃貸

引っ越し先や日程が決まったら、次は引っ越し会社を決めます。
同業者が鎬を削っており、営業手法や付加価値もあの手この手で消費者は迷います。

私達は4社の営業を自宅アパートに招いて、プロの営業員相手に苦心しながらも
納得の行く内容・相場よりも安いお値段で業者選択をすることができました。

最初の見積もりで6万6千円でしたが、引越し会社の営業員との必死の交渉で
5万2千円まで値下げを勝ち取ることができました。
交渉ノウハウを何も知らずに臨んでいたら、1万4千円も損をしていたことになります!

一般のカップルがプロの営業員とやり合うのは大変に勇気が要ります。
「安値で引越しの契約を勝ち取りたい」と願っている2人暮らしの人達のお役に立てれば!
という思いで、私たちの悪戦苦闘ぶりを書きました。最後までお読みください。

引っ越し業社の探し方

ネット検索で一括請求

インターネットで引越し関連の検索をすると、「引越し侍」というサイトの表示に行き当たります。
ここで申し込むのが一般的です。業者さんの見積もりをまとめて請求できるサイトだからです、
ネット請求すれば、直ぐに各引越し会社から電話で連絡があります。営業員との面談日程を決めましょう。

見積は3社から取る

相見積もりは3社から取るのが一般的です。私たちは4社から取りました。
面談のスケジューすですが、定石としては、本命の会社を最後にしましょう
他社の価格や条件を把握したうえで、本命の会社との交渉に臨みます。
「〇〇社はこんなに頑張ってくれましたので‥」と本命の営業員にさらなる好条件を
求めやすくなります。

2人暮らし賃貸の引越し料金の相場

 

近場の引越しで、かつ5月から11月の通常期であれば全国平均で7万円前後が相場です。
引越し情報サイトの「SUUMO」にも統計が掲載されています。


この金額は、何日前に引越し会社へ問い合わせたかによって違いが生じます。
スケジュールに余裕がある方が安価になりやすいです。
可能ならば、引越し日の1ヶ月前には依頼先を決めたいところです。

引越し距離5月から11月
の通常期
2月から4月の
繁忙期
15kmまで67,497円81,429円
50kmまで73,248円92,039円
200kmまで89,220円123,774円

2人暮らしの部屋を探す時に失敗しないコツ

プロの営業員と交渉するからには堂々と渡り合いましょう。
引越し業社を決めるのに、3社以上見積もりを取るのは常識です。

各社の営業員から「他社様とも交渉していますか?」「他社様の提示金額は?」と
ストレートに聞かれることも普通ですが、遠慮は要りません。

あなたは「〇〇社は◯万円でした」「〇〇のサービスもつけてくれるそうですよ!」と
ドヤ顔で返答しても大丈夫です。

これを伝えることで料金を下げられます。
引越し会社は値引き前提の料金を提示するのですから、遠慮せず交渉するのは普通なのです。

「これ以上のお値引きは厳しいです!!」と営業員に嘆かれても、そんなことはないケースが多いです。
後日、晴れて成約に至った時は、おまけの値下げをしてくれたりします。
引越し交渉の世界は『とことん諦めない、タフな人』が安値の引越しを手にいれられます。
『いい人』になるのは、この時だけはやめましょう。

されど、営業側はプロです。
「即決してくれたら◯千円、お値引きします。」
「即決値引き成約なら、外の営業車に積んである梱包ダンボール40ケースをお宅に置いて
帰ります」

とにかく、即決を促します。しかし、国土交通省の「標準引越運送約款」があり引越し3日前までは無料キャンセルできます。

圧力に押されて契約したとしても、取り返しはつきます。焦らないことです。

引越し前々日のキャンセル又は延期の場合引越し料金の20%まで
引越し前日のキャンセル又は延期の場合引越し料金の30%まで
引越し当日のキャンセル又は延期の場合引越し料金の50%まで

要注意!2人暮らしの賃貸を借りる前に知っておくべき6つの注意点

引越し当日の作業員の人数と実力

料金は安いほど嬉しいです。でも、やけに安いと思ったら、スタッフの中に日雇いの素人が含まれて
いるケースがあります。

営業員に引越し当日スタッフの雇用形態や経験を確認しましょう。
2人暮らしの賃貸なら、スタッフは2又は3人が標準です。
「料金は安値で、スタッフ3人ならお得!」と飛びつくのは早いです。

好ましいのは、全員が正社員、アルバイトの場合は常用スタッフであること
日雇スタッフを含める場合は要注意です!

不慣れな日雇いアルバイトに迅速な判断や作業を期待するのは酷です。
大切な備品や家具に傷がつく可能性もあります。

スタッフの経験や雇用形態を尋ねてみましょう。日雇いアルバイトだから
引越し料金が安いケースも多いのです。

引越し作業は経験が重要です。常用で経験豊かな2人体制の方が、日雇いスタッフを含む
3人体制よりも手際良く、短時間で作業を完了させてくれます。

女性引越しスタッフの有無

女性スタッフを積極的に雇用する引越し会社もあります。

荷物の梱包を引越し会社に依頼する場合は、女性スタッフを指名できる会社を検討しましょう。
奥さんや彼女が、自分の荷物は女性スタッフに扱ってほしいのなら確認が必要です。

冷蔵庫や洗濯機のような重たい荷物も女性スタッフが運ぶケースが多々あります。
と言うのも、荷物を持ち上げるには、腕力よりも持ち方が大事
社員研修を行なっている会社なら、女性スタッフが迅速に引越しを行なってくれる体制に
なっています。

2人暮らしなら、パートナーの女性に負担をかけないサービスがあれば活用したいものです。

引越し作業の終了時間を確かめる

引越し開始時間が午後になった場合は、終了時刻を確認しましょう。
2人暮らしの賃貸アパートだと、荷物積み込みで2時間+新居への積み下ろしで2時間、
合計4時間位掛かります。終了時刻が夜になっているケースもあります。

賃貸物件は他の入居者も大勢いるでしょう。遅い時刻まで引越のトラックが停車
していたり、物音を出すのは近隣への配慮に欠けます。

新しい環境で印象を悪くしたくないですよね!
夜の引越しにならないように、予定を組みましょう。

荷物を梱包しやすいサービスがあるか

梱包作業を自分でやるのは大変ですよね!?
破損しやすかったり、小さなアイテム専用のボックスがあれば助かります。
便利なアイテムを取り揃えている引越し会社もあるので、検討しましょう

食器類の専用ボックスがある

お皿一枚一枚を緩衝材で包装するのは手間がかかります。
気持ちが折れそうになる人もいそうですね。
何十もポケットのある食器類専用ボックスを標準で備えている引越し会社
もあります。

机やボックスの引き出しはテープ固定でも良いか

引き出しに入っている小物や衣類をそのまま運んでもらえれば助かります。
衣類だけならOKの会社は一般的です。小物類でも取り出し口をテープで
固定すれば、机ごと運んでくれる会社もあります。

和服専用ボックスがあるか

和服の扱いはデリケートです。洋服のようにハンガーに掛けて移動することは
できません。女性は和服を収納している人が大勢います。
引越し会社が標準で備えていば、出費を抑えられます。

引越し会社提携の電気工事会社との交渉が必要になるか

自前の洗濯機やエアコンを新居に持っていく場合、取り付け作業が必要です。
引越し会社が一括して請け負ってくれるのか、入居者自らが電気工事会社と
交渉するのか確認しましょう。余分な手間を増やしたくないですよね?

引越し会社が無料で取り付けてくれるなら助かります。しかし、別途料金がかかるなら
安価で取付サービスを行う家電良品店を探すのもオプションです。

支払い時期・方法

当日の現金払いしか受け付けない引越し会社もあります。
PayPayやメルペイでもOKの会社もあり、確認が必要です。

引越し代金を安くするには

シーズンオフでも月末・土曜日は避ける

年度の変わり目は高額になります。夏場は比較的お安くなりますが、
月末と土曜日は避けたいです。料金が高めに設定されるからです。
月の早い時期、平日がダメなら日曜日が候補になります。

作業開始時間は選ばない

午後早めのスタートで夕方終了」でも承諾できれば引越し料金を抑えることができます。

多くの人は「朝の8時ないし9時スタートで午前中に完了」のスケジュールを望みます。
時間について、許容範囲を持たせることが値引きを勝ち取るコツの一つです。

いわゆる、「フリー便」で契約して、時間的には妥協するのも現実的なオプションです。

引越し前の梱包と新居での開梱は自分でやる

荷物の梱包と入居後の開梱(荷解き)を自分でやることで料金を下げることができます。

Aコース:両方とも引越し会社にお任せする(お任せコース)
Bコース: 片方は自分でやる
Cコース: 両方自分でやる

Cコースを選べば一番安くなります。

エアコンなど自前の造作は自分で取り外して処分する

自分で取り付けたエアコンなどの造作は取り外すのが原則です。
3つのケースが想定できます。

  1. 旧居の大家さんが引き取ってれるケース。
    次の入居者に引き継がれます。
  2. 新居にエアコンが無ければ持っていて取り付ける。

    運搬や取付作業を引越し会社が無料でやってくれるか交渉します。
    有料の会社もあるし、入居者が電気工事会社に依頼するケースもあります。
    交渉時に確認が必要です。
  3. 新居にエアコンがあるので処分する。

    引越し会社が無料または有料で引き取る。
    自分で家電量販店などで買い取ってもらう。

長距離引越しの場合は支店が多い会社を選ぶ

遠距離引越しをするなら大手会社を検討しましょう。

全国に支店がたくさんある大手引越し会社は、
大型トラックで2〜3件分の荷物をまとめて載せることがあります。
他のお客とトラックをシェアするので単価を下げることができます。

まとめ

結論として、価格交渉は粘り強く、図々しいくらいで臨むべきです。
交渉に疲れて早めに妥協すると損します。

引越し会社の営業員は値切られるのを想定して、あえて高めの見積金額を提示する
からです。

こちらも値引きを勝ち取りやすい条件を提示して、妥協できるところは
するようにします。

そのうえで、ダメ元でも粘ってみると、驚くほど値下げをしてくれる時もあります。
金額以外のオプション追加も期待できます。
後悔のないお引越しにしましょう。

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